玉ねぎガーデンまさかの危機か…
玉ねぎの葉が倒れてしまい、いかにも元気がなさそうだ。しかも球根部分が土から半分くらい出てしまっている。水が足りないのか、それとも栄養不足か……。
元気がなさそうな玉ねぎ
大丈夫かなぁ、と思って知り合いの農家の方に相談したら「それは穫り頃だよ」と言われた。玉ねぎは葉が倒れてから一週間を目処に収穫するそうだ。なるほどそうだったのですね。知らずに2週間以上も放置してしまった……。
穫り頃と分かれば直ちに収穫。球根部分が土から顔を出しているので、簡単に引っこ抜ける。ヒョイヒョイ抜けてなんとも気持ちいい。あっという間に穫り終えた。
収穫した玉ねぎを数えてみたら69個! 大きさはまちまちだけど、思ったよりもたくさん穫れた。肥料もやらずに良く育ったものだ。元々の土が良かったのかもしれない。11月に植えてから収穫までおよそ半年。とても感慨深い。
沢山穫れて思わずにんまり
こんなにたくさんあっても一度に食べきれないので、そういうときは干して乾燥させる。風通しの良い日陰で一週間くらい干すと長期保存ができるそうだ。5玉くらいを三つ編みにして束ねて軒下に吊るした。イタリアンレストランの店内でこんなような飾り物を見たことがあるような。
可愛いですね
玉ねぎガーデンが空いたので次は何を植えようかな。
オシャレで機能的なスパイラルガーデン作りのすすめ
この渦巻状の不思議な石積み花壇は「スパイラルガーデン」。
スパイラルガーデンとは、直径2m、高さ1mほどの渦巻状の花壇のこと。そこに10種類以上のハーブや花を植える。スパイラルガーデンが素晴らしいのは、階層によって棲み分けができ、小スペースにたくさんの種類の植物を植えることができるところ。最上部は水はけが良いため乾燥を好むローズマリーを植え、最下部には湿気を好むミントを植える。中間層にはパセリ、セージ、タイム*1、オレガノ、タラゴンといったハーブや、マリーゴールド(コンパニオンプランツとして虫除けの役割をする)、ナスタチウム(エディブルフラワー*2)などの花も植える。
スパイラルガーデンは高さがあるため、屈まないで収穫できるのも便利なところ。草取りも楽です。材料は、大きめの石と土と植える苗だけ。人数さえ集まれば、お金をかけずに作ることができます。
スパイラルガーデンといえば、パーマカルチャーのシンボル的存在。パーマカルチャーは、permanent(永続的な)とagriculture(農業)を組み合わせた造語で、1970年代にオーストラリアのタスマニア島で暮らしたビル・モリソンとデビッド・ホルムゲレンが唱えたライフスタイル。日本では「持続可能な農的暮らし」などと訳される。平たく言えば、人と自然が共存したエコなライフスタイルといったところでしょうか。
ここから始めます
先日、スパイラルガーデン作りのワークショップを主催した。どのくらい集まるのか見当もつかなかったけど、ふたを開けてみたら20人もの参加者が集まった。20人で一斉には作業できないので2班に分かれて交代で作業。人数がたくさんいたのであっという間に完成。作業にかかった時間はだいたい2時間くらい。以前、知り合いのお庭で作らせてもらったときは、3人で4時間以上かかった。石や土を運ぶのにへとへとになった。大勢で和気あいあいと作業すると楽だしなにより愉しい。
人前で話すのが苦手な筆者*3だけにワークショップでの進行にはやや難はあったけど、たくさんの協力者のおかげでワークショップは無事終了。
参加者で記念撮影
*1:Are you going to Scarborough Fair Parsley, sage, rosemary and thyme♪ サイモン&ガーファンクル「スカボロウ・フェア」歌詞より
*2:“食べられる花”のこと。フレンチ料理などで料理の彩りに使われる
*3:いつか上手く人前で話せるようになりたいな。やはり場数でしょうか……
玉ねぎの意外と知られていない美味しい食べ方
年明けに追肥をしなかった(というか忘れていた)にもかかわらず順調に育っている様子の玉ねぎ。春になって葉が一気に伸びて青々としている。そんなすくすく育っている玉ねぎちゃんを一本ひっこ抜いてみた。
筆者は知らなかったけど、この時期に収穫した玉ねぎを葉玉ねぎというそう。海外ではスプリングオニオンと呼ばれ一般的に食べられているとのこと。てっきり特別な種類かと思っていたけど、春に収穫したものをこう呼ぶのですね。
葉の部分も食べられるので味噌汁に入れてみたけど、長ネギと味はあまり変わらない。球根部分はスライスしてツナマヨチーズと一緒にトーストにのせて焼いて食べた。玉ねぎの辛みはあまりなくマイルドでとても美味しい。スーパーでは葉玉ねぎの状態ではあまり売られていないので、自分で栽培すると葉玉ねぎとしても楽しめる。
収穫は6月の予定。あと一月で大きくなるだろうか。雑草の勢いも凄まじいので草取りもしなくては。
そうだ、ボルシチに入っているあの野菜を作ろう
朝晩は冷えるがもう霜が降りるほど寒くはないので、種まきの季節到来である。奮起して雑草が生い茂っていた庭の畑を耕した。今年は、水はけをよくするため畝を高くしてみた。
畝も広め
畑もスペースが限られているので何を植えるか悩むところである。一般的な野菜は直売所で安く手に入るので、敢えてなかなか手に入らない野菜を栽培してみることにした。
種で植えた野菜は、ルッコラとビーツ。ビーツ(“ビート”とも呼ぶ)は直売所やスーパーなどでなかなか見かけない日本では珍しい野菜。形はカブのようだけど、根の部分を輪切りにすると濃い赤紫色をしている。糖度が高く栄養価も高い。ロシア料理のボルシチに入っている野菜。
食用じゃないビートもあるのかや?
苗で植えたのは、パプリカとゴーヤ。スーパーで売られているパプリカは韓国やオランダからの輸入品がほとんどで、価格も1個100~150円と高い。栽培は簡単ではないと聞いたけど、自分で作れたら素晴らしい。採れたら美味しいラタトゥイユを作ろう。ゴーヤは蔓が伸びるので、リビングルームの日よけも兼ねてゴーヤカーテンを試みた。思ったよりネットが短かったので家にあったひもでエクステンション。
だいぶ短かったです…
翌朝見てみるとなんとすでに蔓がネットに絡まっていた。恐るべし植物の生命力。
しっかりと巻きついている
どの野菜もうまく育つかわからないけど、とりあえず挑戦であります。