3万円×10=月収30万円
『月3万円ビジネス100の実例』(藤村靖之著、晶文社)は、以前このブログで紹介した『月3万円ビジネス』の続編。
タイトルの通り、月3万円ビジネスの100の実例を紹介している。
これらを組み合わせて生活しようという発想。10個の3万円ビジネスを組み合わせれば月収30万円。サラリーマンの給料と変わらない。
但し、とにかく3万円稼げれば良いというわけではない。前提は、
- いいことしか仕事にしない
- 奪い合わないで分かち合う
- 支出を減らす
- ノーリスク
- 2日しかかけない
- みんなで生み出す
- インターネットでは売らない
テーマごと実例がまとめられていて、
「アップサイクル」、「自給自足をサポートする」、「コミュニティーカフェ」、「余り物を活かす」など。アップサイクルのカテゴリーでは6個の実例を紹介している。
アップサイクルとは、イギリスやスイスで生まれた言葉。廃品の再利用を意味するリサイクルと違って、廃品を利用して新しい価値を創造することを言う。
アップサイクルの代表例は、スイスのFreitag社製バッグ。トラックの幌の廃品と車のシートベルトの廃品で作られている。廃品で作ったとは思えないオシャレなメッセンジャーバッグ。
他にも、魚市場で廃棄された木箱を使ってプランターを作ったり、建築廃材と廃車のシートベルトでハンモックを作ったり、ユニークな実例が満載。
3万円ビジネスを始めるにあたって必要なのは、
- 助け合える仲間
- 遊び心とセンス
- DIYなどの技術
“いいことだけを仕事にする”3万円ビジネスの輪が広がっていくといい。
・Freitag(フライターグ)