リアルタイム移住日誌

神奈川県から長野県の安曇野へ移住した、“ちょっと理屈っぽい筆者”のリアルタイムな移住記録。

湘南からの贈り物

こちらに移住する前にお世話になっていた農家の方*1に近況報告に手紙と地元のお土産を送ったら、後日たくさんの果物と野菜の苗が届いた。苗の植え方のメモまで書いてくださった。贈ったもの以上に贈られてしまった。有難いのやら申し訳ないのやら。 さっそく…

ろぶさんとの意外に早い再会

布団を干そうと二階のさっしを開けると、いるではないか、ろぶさんが! 旅に出たものと思っていたけれど意外と近くにいたのですね。 今度はさっしの隙間にニッチを見つけたようだ。色もさっしに溶け込んでいる。二階までよく登ってきたものだ。たしかに二階…

日本のブルゴーニュ(?)

筆者の住む池田町では20年以上前からワインブドウの栽培が行われている。 北アルプスを望む斜面にブドウの木が並んでいる。なんとも絵になる光景。 ブドウの品種は、赤は、ピノ・ノワールやメルロー、白は、ソーヴィニヨン・ブランやシャルドネなど。 ピノ・…

アンポホーアンて何?

多くの反対の声を無視して安全保障関連法案が成立した。 信濃毎日新聞の社説には「民主主義の土台が崩れた」(9月19日付)とある。 そもそも安保関連法案とは何なのか? 太字で書いておきながら、実を言うと筆者もあまり詳しくない……。 安倍首相いわく、…

おそるべき生命力

このあいだ刈り取ったスイスチャードの茎の断面から新たな葉っぱが生えてきた。 野菜栽培の本によれば、切っても2、3回は生えてくるとのこと。 何度も穫って食べられればお得で嬉しい。 ねぎの根の部分(棄てる部分)を土に植えるとまた芽が出てくると前に本…

想像以上にキノコ県

大家さんと道端でたまたま会ったら、 「いま、裏の山で採ってきたからあげる」とキノコをいただいた。 「このキノコは何ですか?」 「松茸だよ」 ひぇ〜〜~ 噂には聞いていたが、大家さんはこの辺りでは名の知れたキノコ狩り名人。 しかしながら近くの山で…

夏のおわり ろぶさんの旅立ち

一体いつまで降り続くのかというくらい毎日雨が降っている。 今日は午後から晴れ間が見えた。久しぶりに見る青空である。 ろぶさんが物干し竿に現れなくなってから久しい。 前回の記事を更新してから間もなく姿を現さなくなった。 夏の終わりとともに去って…

ネット上にない情報

テレビもラジオも家に電波が入らないことは前に記事に書いた。 テレビはあればなんとなく見てしまうけれど、なくても困らないものだとつくづく思う。 そういうわけで、情報源はもっぱらインターネット。 しかしながら、インターネットでは得られない情報も意…

スイスチャードを収穫

壊滅的だったスイスチャードが、なんとか数本生き延びた。 食べられる大きさに育ったので、収穫することにした。肥料もあげずによく育ってくれたものだ。こちらで家庭菜園を始めて最初の収穫物。感慨もひとしおである。 量こそ少ないけれど、さっそくパスタ…

安曇の夏

緑の田んぼがいかにも夏らしい安曇野である。 風に揺れる稲の穂が美しい。風のかたちが見えるようだ。 中央に立っているのは筆者、ではなく“かかし” さて安曇の夏について。 こちらに住むまでは涼しいイメージがあったけれど、意外と暑い。 近所の人が今年は…

帰ってきたろぶさん

庭の物干し竿に住みついたアマガエルのろぶさん。 毎朝会うのが楽しみと以前ブログに書いたけれど、ある朝、物干し竿を見るとろぶさんがいない。 次の日もその次の日も姿を現さない。もう別の場所へ行ってしまっただろうか。 姿を消してから10日ほど経ったあ…

最初のゲスト

わが家の最初のゲストは、高校時代の部活の友人。通称“哲っちゃん”。 お盆の連休を利用して、“青春18きっぷ”*1で鈍行列車を乗り継ぎはるばるやって来た。 夕方に到着して、わが家で晩御飯。 日本酒好きの友人を地酒*2と地元野菜の肴でおもてなし。 翌日はド…

竿の上の小さな友だち

家の周りは田んぼが多く、アマガエルをよく見かける。 蛙のおかげか意外と蚊が少ない。先日、買った蚊取り線香もまだ一度も使っていない。 写真は、物干し竿にニッチを見出だしたアマガエルの“ろぶさん”(本名:ロバート)。 毎日、庭の物干し竿に現れる。ステ…

瀕死のスイスチャード

待望のスイスチャードが瀕死状態。 せっかく育ってきたのに葉っぱが何者かに食べられている。虫か鳥かそれとも野獣か……。 庭の畑で育てているスイスチャード 人間の好むものは他の生き物にとっても美味しいにちがいない。 毎朝、せっせと雑草を抜いているけ…

ついに車を入手。が、いきなりトラブル!?

とうとう車が手に入った。 大家さんの娘さんが車を買い替えるということで、かなり安く譲ってくれたのだ。 またしても大家さんのお世話になった。いつもありがたい。 中古車店で買うよりも、10分の1の価格で手に入れることができた。 軽自動車のワゴンタイプ…

夏祭りという名の

自治会というものがあって、住人は加入することになっている。 筆者の所属している自治会は約40世帯。年に数回の集会や、大掃除、防災訓練を行う。 毎月会費として2,000円を納める。 今日は、自治会の夏祭りがあって、パートナーと一緒に参加した。 夏祭りと…

新たな登場人物

18時47分。待ち合わせ時刻より早くバスの停留所に着いた。 しばらくすると、新宿方面からのバスが到着した。何人か降車した後で、たくさんの荷物を抱えた西洋人女性が降りてきた。こちらに気づくとにっこりと笑った。 彼女は筆者のパートナー。母国のオース…

お金が無くても生きられますか?

1年間まったくお金を使わずに生活することは可能か。 『ぼくはお金を使わずに生きることにした』(マーク・ボイル著、吉田奈緒子訳、紀伊國屋書店)は、そんな実験を本当にやってしまった男の記録。 著者はアイルランド出身の青年。実験の張本人であり、イギ…

野菜、それとも雑草?

毎朝、出勤前に庭の畑の草むしりをして、仕事から帰ると水を撒くのが日課になった。 ここ数日は日差しが強くてすぐに土が乾いてしまう。 今朝、畑に行くと先週植えたスイスチャードの芽が出ていた。 初めは、雑草との区別がつかず、誤って雑草の芽に水をやっ…

移住14日目

引っ越してから2週間経つが、万事思いのほか順調である。 こちらでの生活にも少しずつ慣れてきた。周りの方々のおかげである。 まだ車がないので遠くまでは行けないけれど、自転車である程度は事足りる。 移住する前は、地方では食料や日用品が簡単に手に入…

ミニマル料理(5)夏野菜のラタトゥイユ

有難いことに、大家さんと近所の方々からたくさん野菜をいただく。 そのため、あまり買い物に行っていない(笑)。 いただいた夏野菜で煮込み料理を作ってみた。 夏野菜のラタトゥイユ 〈材料〉4人分 ・ナス 4本 ・玉ねぎ(大) 1個 ・ズッキーニ(大) 1本 …

家庭菜園に挑戦!

庭で野菜を作ることにした。 お隣りさんから鍬を借りて耕したら、なんとなく畑らしくなった。 さっそく、スイスチャード*1とバジルを植えてみた。 菜っ葉類は栽培しやすいというし、どうせならあまりお店で売っていない野菜を植えたほうが楽しい。 畑の隅の…

蛍の棲む町

仕事が始まった。 家から職場まで自転車で5分。会社に勤めていた時は、2時間ちかくかけて出勤していたが、いまではその20分の1。天晴れ。 観光の仕事をするにあたって、町のことを知る必要があるので、連日あちこち回りながら勉強している。 今日、引越して…

窓の外のシュールな風景

朝、目が覚めて、窓の外を見て戸惑う。 「あれっ、自分どこにいるんだっけ!?」 そうか安曇野に引っ越したのか。この景色を眺めているといまだにシュールな気分。 引越してからというもの掃除と片付けばかりしていて、あまり町を回れていない。 おかげで、…

近所にご挨拶

慣れない土地で心細いが、大家さん夫婦がとても親切で、色々とお世話になっている。 スーパーマーケットまで連れていってくれたり、家の片付けを手伝ってくれたり。 さらには、お昼ご飯まで作ってきてくださった。炊き込みご飯に、鶏の唐揚げと漬け物。どれ…

引越し当日

長い一日だった。 昼過ぎから引越しの搬出作業と部屋掃除。 終わると、感慨に浸る暇もなく新宿発のバスに飛び乗り安曇野へ。 現地に着く頃には24時を回っていた"A Hard Day's Night"*1。 まだ家に荷物が届いていないため、布団無しで畳に直寝 ⇒ 寒くてほとん…

移住 前夜

いよいよ明日、長野県の安曇野へ移住する。 勤めていた出版社を退職して半年経つ。 会社を辞めた時点では、ある程度のビジョンは描いていたものの、具体的にどこに住んでどんな仕事をするのかほとんど白紙だった。 時間に余裕ができれば何か見つかるはずだと…

新しい住まい

引越し日が近づいてきてそわそわしている。 移住先の町役場から連絡をいただき、これから住む家の下見に行った。 家は今後仕事でお世話になる池田町役場の方々が探してくださった。 都会ではできない生活をしたいと、図々しくも畑に近い一戸建てをリクエスト…

老化するお金

『モモ』という児童小説をご存じだろうか。あらすじは、 円形劇場跡のある街に流れ着いた不思議な少女モモ。この平穏な街でモモは人々の話に耳を傾けながら幸せに暮らしていた。ところがある時、街に灰色の男たちがやってきて、暇な時間を時間貯蓄銀行に預け…

たかがAT限定解除、されど…

自動車のAT限定解除の検定試験に落ちてから随分と間隔があいてしまった。*1 自信はないが、長野県への引越しまで時間がないので、再度検定を受けることにした。 背水の陣で臨んだ検定試験当日。 前回指摘された黙視による安全確認は意識したものの、緊張のあ…