コンクリートジャングルのど真ん中にある畑

用事があって週末に高速バスで東京へ行った。

新宿高速バスターミナルのりば「バスタ新宿」が、４月４日にオープンして、ちょうど帰りのバスはそこから乗ることに。

 上から見たバスタ新宿

出発まで時間があったので辺りを散策してみた。隣接する商業ビルにはオシャレなセレクトショップやカフェが入っていて、所々に観葉植物が置かれている。驚いたのは屋上に畑があったこと。コンクリートジャングルのど真ん中に畑があるとは意外だった。

 ７階にある会員制の畑

都会に暮らしていても人は自然を求めているのではないか。いや都会にいるからこそ自然を求めているのである。

人間は数十万年の間、狩猟や食料を採取をして暮らしていた。現代のように満員電車で長距離通勤をしたり、夜遅くに一人で食事を取ったり、一日中パソコンとにらめっこをするような生活は人類の歴史からすれば極めて最近のことである。ヒトはそういう“モダンな生活”をするようにデザインされていないから、鬱や自殺など色々なところで歪みが出ているように思う。現代人が自然を求めるのは行き過ぎた現代社会の反動である。

高層ビルが林立する街を見渡してふと考える。数十年後、新宿の町並みはどうなっているだろう。少しでも緑が増えているといい。