アンポホーアンて何?
多くの反対の声を無視して安全保障関連法案が成立した。
信濃毎日新聞の社説には「民主主義の土台が崩れた」(9月19日付)とある。
そもそも安保関連法案とは何なのか?
太字で書いておきながら、実を言うと筆者もあまり詳しくない……。
安倍首相いわく、「国民の命と平和な暮らしをを守り抜くために必要な法制で、戦争を未然に防ぐためのもの」だそうだが、にもかかわらず大きな抗議運動が巻き起こっているのはなぜか。法学者らもこの法案を違憲であると指摘している。
法案の問題点を簡単にまとめると、
- この法案の成立により自衛隊の海外活動が拡大し、予期せぬ紛争に関わる危険性が高まる。
- 政府のトップらが決める自衛隊の海外派遣や武力行使の是非は、特定秘密保護法で目隠しされ国会や国民の目が届けにくい仕組みになっている。
つまり、国のトップの独断で戦争に発展する恐れがあるということ。テロの標的になる可能性も増す。
安全保障とか言いながら全然安全じゃないじゃん。まったく余計なことをしてくれたものだ。
結局、戦争に行かされるのは筆者のような平民である。
撃ったり撃たれたり、斬ったり斬られたり、頭上にドローンみたいのが飛んできたり、考えただけで恐ろしくてパニックになりそうだ。
一方、政府のおエライ方々は戦線に赴くことはなく完全防備のシェルターで、温かいココアを飲みながらシュミレーションゲームを繰るがごとく指令を下すのだろう。
戦争を知らず、民意に与しない政府のトップに全ての決定権が委ねられている状況はかなり危うい。
来年には参院選がある。特に投票したい政党もないけれど(いつも消去法;)、今回の法案に賛成した議員に投票しないことだけは確かである。