想像以上にキノコ県
大家さんと道端でたまたま会ったら、
「いま、裏の山で採ってきたからあげる」とキノコをいただいた。
「このキノコは何ですか?」
「松茸だよ」
ひぇ〜〜~
噂には聞いていたが、大家さんはこの辺りでは名の知れたキノコ狩り名人。
しかしながら近くの山で松茸が採れるとは驚きである。さすがキノコ県。
松茸の他にも、ウラベニホテイシメジやクリフウセンタケ、アカヤマドリタケをいただいた。
手に持っているのが松茸。細長いウラベニホテイシメジと小ぶりなクリフウセンタケ
名人に美味しい食べ方をおそわって、さっそくいただいた。松茸はお吸い物に入れた。
パートナーは松茸を食べるのは初めて。松茸は世界でも有数の高級食材としてオーストリアでも知られているそうだ。
感想を訊くと「香りがいいね」と言いつつそれほど感激していない様子。
色が毒々しいアカヤマドリタケは、バターとしょうゆで炒めた。
見た目はちょっと微妙だが、果たしてその味は……。
手のひらほどの大きさ
アカヤマドリタケのバターしょうゆ炒め
おそるおそる口に運ぶと、「美味しい!」。
香りは熟成させたチーズのようで、味はフォワグラを思わせる濃厚さ。キノコとは思えないリッチな風味。食感も素晴らしい。
これにはパートナーも大喜び。松茸よりもこちらの方が美味しいとのこと。
インターネットで調べてみると、なんとポルチーニの仲間。
近所で松茸とポルチーニが採れるとは、なんて贅沢なことだろう。
親切な大家さんのおかげで秋の味覚を堪能することができた。
ご馳走さまでした。