リアルタイム移住日誌

神奈川県から長野県の安曇野へ移住した、“ちょっと理屈っぽい筆者”のリアルタイムな移住記録。

安曇野移住365日

道端にはラベンダーの花が咲き、夜になるとホタルが舞う季節に戻ってきた。安曇野に移住して1年が経つ。昨年の7月にこの地に立って、これからどうなるのか、1年後のことさえ想像もできなかった(ちなみに、引越した日の夜は布団もなく固い畳の上で寒さに震えていた……)。

振り返ってみると初めてのことばかりの1年だった。車の運転をしたり、庭で野菜を作ったり、冬の未体験の寒さにブルブル震えたり、コーヒーの焙煎を始めたり。また、長年付き合っていたパートナーとも結婚した。

縁もゆかりもない土地で本当にやっていけるのか不安だったけれど、仕事も生活も必死になってやっていれば困った時に誰かしら手を差し伸べてくれるものだ。この1年でずいぶんたくさんの人に助けられた。周りの人の助けがなければこんなにも楽しく過ごすことはできなかった。人とのつながりは大切だなとつくづく思う。

さんざん考えて決断した安曇野への移住であるが、今になってみれば思い切って環境を変えてみて良かったと思う。仕事のことや住まいのことなどはこれから考えていかなければならないけれど、ひとまず今の段階ではうまく暮らせている。

最近仕入れたイタリアの諺で、「凧を持ったら走れ」というのがある。何時いい風が吹くかは分からない。風が吹いても自分が走らなければ凧は上がらない。まずは走りだすことが大事という意味。次の1年はどんなことがあるのだろう。上がった凧が落ちぬように走り続けよう。

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