“おやす”作りに挑戦
屋根のある道祖神は珍しい
池田町の相道寺(あいどうじ)という集落では、毎年1月に道祖神の藁の屋根を葺き替えるのが恒例行事になっている。かつてこの伝統が途絶えた時もあったそうだが、昭和40年頃に地元の人が復活させたそうだ。
地元の人たちが30人くらい集まって、皆で“おやす”を作る。“やす”とは、藁を編んで筒状にしたもの。家庭での正月飾りにも使うそうだ。これを束ねて藁の屋根を作る。筆者も教わりながらおやす作りに挑戦。初めはなかなか上手く編めないが、慣れてくるとすいすい。
喋りながら和気あいあいとおやすを作る。
取り外した古いおやすはその場で燃やす。
ベテランの方が中心になって、新しいおやすを葺いていく。おやすの数800あまり!周りの人が屋根がずれているとか口を出しながら調整していく。
正面にしめ縄をくくりつけて完成。一同、道祖神に拝んでお神酒をいただく。大勢で作業するため、2時間もかからなかった。お見事!