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リアルタイム移住日誌

神奈川県から長野県の安曇野へ移住した、“ちょっと理屈っぽい筆者”のリアルタイムな移住記録。

オーストリア的エコライフ(地方編)

オーストリアの街を歩いていて見かけないものがいくつかある。

1.コンビニと自動販売機

自動販売機はウィーンの駅のプラットホームで見かけたくらいで街中にはない。

大きな駅にはコンビニのようなお店があるが、24時間営業ではない。

スーパーマーケットは夕方の6時か7時には閉まってしまう。

日曜日は飲食店以外のほとんど全ての店が閉まる。キリスト教の慣習からか、法律で定められているのか。

街中にコンビニと自動販売機は無いけれど、それが当り前なので人々は特に不自由していない様子。

ついでに、オーストリアでの仕事について聞いた話では、会社での残業はほとんど無いそうだ。サービス残業なんてもってのほか。

しかも、年次休暇は必ず取れる。病気や怪我の際は、年次休暇とは別枠で休むことができる。転勤もほとんどない。労働者の権利が守られているのである。

 

2.自動改札機と駅員

地下鉄などで駅員はあまり見かけない。人件費削減のためか、人手不足のためかは定かではない。改札は自動ではなく自己申告制。改札を通る際に自分で打刻する。

そんなわけで、キセル乗車をする人もいそうなものだが、時々、駅員が抜き打ちでチェックしているとのこと。

 

3.公衆トイレ

コンビニと自動改札機は無くても結構だが、公衆トイレが無いのは残念なところ。

用を足したければ、カフェか有料トイレに入るしかない。

公衆トイレも稀にあるが、あまり使う気になれない。

あるいは、街のいたるところがトイレになりうる…。

 

 

フォアアールベルク州

オーストリアの中でウィーンとは反対側の西に位置する。

日本から観光でフォアアールベルク州を訪れる人はあまりいないと思うが、スキー場があり冬は観光客も訪れる。

名物は山のチーズ。匂いはかなり強いが慣れると美味しい。

牛の放牧が行われていたり、のどかな風景が広がっている。

 

筆者は、チューリンゲンというアルプスに囲まれた小さな村に滞在した。

田舎に違いないのだが、町並みは美しく、家はどれも立派で手入れが行き届いている。

娯楽施設はないが、DIYやアウトドアを楽しむ人が多いそうだ。

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美しい自然があり、森の中を散歩することができる。人とすれ違うと必ず挨拶してくれる。針葉樹が生い茂り、小鳥がさえずっている。

森を歩いていると、蹄の跡を発見。馬で散歩する人もいるそうだ。なんとも優雅である。

時折、木に印が付いているのを見かける。これは、特別な資格を持つ森林官が、木の伐採本数や植樹などを管理しているためだそうだ。美しい森林もこうした管理があってこそである。

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川には、水力発電が設置されている。

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オーストリアも他の先進国と同様に消費社会に違いはないが、自然や環境への意識が高い印象を受けた。

原発はないけれど、無駄な電気の利用を抑えて、自然エネルギーをうまく利用しながら生産性の高い経済活動を行っている。

残業がないから、コンビニも要らないというロジックである。街であっても夜に煌々と電気が付いているわけではない。

生活面では、人々は無理することなく豊かな暮らしを送っているようでちょっと羨ましい気がした。

(番外編につづく)