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リアルタイム移住日誌

神奈川県から長野県の安曇野へ移住した、“ちょっと理屈っぽい筆者”のリアルタイムな移住記録。

いいあんばいのコミュニティ

書籍

地方での人間関係のしがらみから自由になりたくて都会に出た若者たち。しかし、街では人々は互いに無関心で、孤立していく。かといって地元に戻ればまた窮屈な人間関係が待っている。

今日では“コミュニティ”という言葉はポジティブな意味合いで用いられることが多いが、閉鎖的な共同体もまたコミュニティである。

 

『コミュニティデザインの時代』(山崎亮著、中公新書)の中で著者は、コミュニティデザインの役割についてこう語っている。

現代を生きる人たちにとって、つながりがなさすぎるのは生きにくいが、つながりがありすぎるのも生きにくいのである。どれくらいの強度であれば快適なつながりなのか。僕たちはいま、コミュニティデザインという方法を使って「いいあんばいのつながり」がどれくらいの強度なのかを探っているところだ。自由と安心のバランスを調整しながらコミュニティデザインに取り組んでいるといえよう。(P11)

 

“いいあんばいのつながり”は可能だろうか?

地縁型コミュニティとテーマ型コミュニティを挙げている。

地縁型コミュニティは、近所や町内会のような地理的なつながりを指す。

テーマ型コミュニティは、同じテーマに興味をもつ人たちのつながり。たとえばサークル活動のようなもの。必ずしもその地域に住んでいる必要はない。

これからの時代は、テーマ型コミュニティに可能性がありそうだ。

本の中では、「自由に使える空間」と「テーマ型コミュニティ」を結びつけることで街を活性化させる事例が紹介されている。

ブログやソーシャルネットワークで情報を発信することで、テーマ型コミュニティはさらに幅が広がるかもしれない。

人里離れた場所でも興味を持った人たちがあちこちから集まる。

そういう場所はすでにあるし、これからはもっと増えるだろう。

旧来型の共同体とは異なる出入りの自由な開かれたコミュニティが求まれる

 

コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)

コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)