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リアルタイム移住日誌

神奈川県から長野県の安曇野へ移住した、“ちょっと理屈っぽい筆者”のリアルタイムな移住記録。

長野でWWOOF② 農作業実践 唸る上腕二等筋

鶏の鳴き声で目が覚める。外はまだ暗い。時計を見ると、朝の5時前。

目覚まし時計は、6時にセットしてある。起きるにはまだ早い。

部屋の中なのに吐く息が白い。寒いのでしばらく布団の中でごろごろする。

 

朝食後、車でりんご畑まで移動して枝拾い。小枝を拾って集めるだけなので、それほど骨の折れる作業ではない。これならなんとかなりそうだ。ちょっと安心。

作業の休憩時間に、農場を手伝っている方々と話をする機会があった。二人とも移住者だという。

11年前に大阪から安曇野に移住した40代男性。農場で働きながら絵本を描いている。

「元々は骨を埋める覚悟で来たわけではないんだよね(笑)。その時は独身やったし、合わんかったらまた大阪に戻ればいいと思ってた。でも何だかんだ言ってもう10年以上経つんやなぁ。」現在は結婚して子供もいるそうだ。

 

2年前に家族と共に首都圏から移住した40代男性。以前は、首都圏のネットカフェの店長をしていたという。

「ここに来てよかったよ。もちろん大変なこともあるけどね。でも、東京で働いていた時のストレスはないね。子育てにもとてもいい環境だよ。それから、安曇野に住んでいる人たちはユニークな人が多い。家とか何でも自分たちで作っちゃうんだ(笑)*1

 東日本大震災の際は、仕事で福島にいて被災。色々と考えた末、農業を志して安曇野への移住を決意。1年間こちらの農場で働いて、いまは独立して農業をしている。時々こうして、農場の手伝いにも来るそうだ。

二人ともとても親切で、親身になってアドバイスや話を聞かせてくれた。

よく移住した人の話で、その地を訪れた瞬間に「ここに住む!」と直感した、というようなことを訊くけれど、二人の場合はとくにそういうわけでもなかったようだ。それでも、ここへ移り住んで幸せに暮らしているという印象。

自分はあまり直感がはたらくタイプの人間ではないので、こういう話を聞くと少しホッとする。

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午後は、キノコの菌床をりんご畑に撒く作業。

こちらの農場では、炭素循環農法という化学肥料や堆肥を使わない環境に配慮した農法を採用している。菌床や籾殻といった炭素資源が肥料の代わりをしている。

山高く積まれた菌床をプラスチックのコンテナ(箱)に載せて畑に撒くのだが、1コンテナが20㎏くらいあるだろうか。これを何度も何度も運んでは撒く。

トレーニングの甲斐なく、早くも腰と上腕二等筋が叫び声を上げる。息も絶え絶え。

さらに雨が降りだして、雨と菌床まみれに。

長身のイギリス人WWOOFerもかなり憔悴している様子。

「ウ~フ…」と唸りながら重いコンテナを運んでいた。*2

やっぱりなんとかならないかも…つづく(?)

*1:WWOOFer用の家屋はセルフビルドの2階建て。かなりしっかりした造り。屋根にはソーラーパネルまで付いている。仲間たちで造ってしまうとはすごい!

*2:ダジャレである。念のため