リアルタイム移住日誌

神奈川県から長野県の安曇野へ移住した、“ちょっと理屈っぽい筆者”のリアルタイムな移住記録。

うちのお風呂「やまなみ荘」

凍みる。温泉へ避難。今回は、峠を越えて生坂村にある「やまなみ荘」へ。車で30分圏内の日帰り温泉は勝手ながら全部“うちのお風呂”である。すぐそばには犀川が流れていて、静かなロケーション。露天風呂こそないが、入浴料は400円と安い。このあいだ行った「…

安曇野ヌーヴォー

昨年9月に収穫されたブドウが、早くもワインとなって先月発売された*1。安曇野産の新酒だから、いわば“安曇野ヌーヴォー”。 池田町のブドウを使用 品種は白のソーヴィニヨン・ブラン。一般的に白の品種ではシャルドネが有名だが、池田町の土壌にはソーヴィ…

謹賀新年

移住6ヶ月

安曇野に移住してちょうど半年になるが、もっと長く住んでいるような気がする。子供の頃の時間が大人になってからの時間よりも長く感じられるのは新しい経験が多いからで、大人になっても新しく経験することが多ければ時間は緩やかに流れるのかもしれない。…

田舎暮らしの仕事論

田舎での暮らしはかつてより便利になった。今では安い高速バスがあちこち走っているし、ネットで何でも手に入る。昔ほどのしがらみもない。残る課題は仕事だけ。どうやって収入を得るかが問題だ。 田舎暮らしは意外とお金がかかる*1。働く場は都会に比べて少…

待ちに待った野沢菜漬け

とうとう出来た、野沢菜漬け。この日をどれだけ待ったことか。タッパーを持参して分けてもらいにいった。 漬物容器のフタを開けると漬物のいい香り。中を覗くと水気が抜けて野沢菜自体の量がずいぶんと減っている。 いい感じに漬かってました 保存は冷蔵庫に…

うちのお風呂 「すずむし荘」

筆者の家のお風呂には追い炊き機がなく、残り湯を使いきるまでお風呂に入れないと前回の記事に書いた*1。でも、本当はもっとお風呂に入りたいのでやんす。 そうだ、温泉に行こう。 長野県は至る所に良質の温泉がある温泉県。調べてみたら、家から車で30分圏…

お金をかけずに冬対策③ DIY編

寒い日が続いている。冬の一番の楽しみはお風呂に入ること。しかしながら筆者の家のお風呂には追い炊き機がない(笑)。残り湯を捨てるのがもったいなくて洗濯やトイレにつかっている。残り湯を使いきるのに3日くらいかかるため毎日はお風呂に入れない。 シャ…

久しぶりの東京でカルチャーショック

研修があって東京へ行ってきた。久しぶりに東京を訪れて人の多さに圧倒された。そして、暖かい、というか暑いくらい。銀杏が色づいていてたまげた。安曇野ではひと月以上前に散ってしまったというのに。 新宿駅新南口の工事もだいぶ進んでいた 研修の後で大…

インドネシアの納豆?

町内のお店でテンペが売られているのを発見。テンペとは、インドネシア発祥の発酵食品。茹でた大豆にバナナの葉に付いているテンペ菌を加えて発酵させる。パックした状態で冷凍販売されている。買ってそのまま冷凍しておけば日持ちもする。価格は100gで130…

想像以上に野沢菜県

いまでは日本中で食べられている野沢菜漬けだけど、元々は長野県の特産品で、冬の保存食として作られていた。そのまま漬物として食べたりおやきの具にもなる。 知り合いから手ほどきを受けて、野沢菜漬け作りに挑戦した。 まずは畑の野沢菜を収穫。根元から…

限りなく零度に近い室内温度

朝起きると吐く息が白い。室内の温度計を見ると2℃(笑)。すでに真冬の神奈川よりも寒いではありませんか。 室内で氷点下もありうる(?) 庭に出ると霜が降りている。 凍みてますね~ 12月になっていよいよ寒さが厳しくなってきた。寒さ対策も本気モード。朝晩…

新規就農者のためのゲリラ的農業論

全国新規就農者センターが新規就農者を対象にとったアンケートによると、7割強の人が現在の農業所得では生活が成り立たないと回答しているそうだ。 『キレイゴトぬきの農業論』(久松達央著、新潮新書)は、脱サラして農業を始めた著者による農業論。農業で強…

田舎暮らしの環境論

こちらで暮らしていて感じるのは、「自然の中に人間の生活がある」ということ。主導権は自然にあって、人は自然に従って生きている。 特に筆者の家は裏が山なので、虫や動物との遭遇率は高い。日が暮れてから家の回りを歩いているとタヌキに出くわしたりする…

想像以上にリンゴ県

リンゴの季節である。最近あちこちでリンゴが出回っている。 長野と言えば青森に次いで全国で2番目の生産量を誇るリンゴの産地。特に安曇野のリンゴは有名である。長野県のリンゴは関東圏よりも名古屋や大阪など西の方に出荷されることが多いそうだ。近所で…

ミートなしミートソーススパゲッティ

ベジタリアンというわけではないけれど、野菜がたくさんあるので自然と野菜食が多くなる。 家にある野菜で肉なしのミートソーススパゲッティを作ってみた。肉を入れないミートソーススパゲッティは、果たしてミートソーススパゲッティと呼べるのか。このパラ…

田舎暮らしの家計論② 車は本当に必要?

車は本当に必要か?最近よく考える。 あまり車に乗らなくてもけっこう維持費がかかる。車の維持費に毎月どのくらいかかっているのか計算してみた。 日常的にお金のかかる項目として、ガソリン代、自動車保険料、車検代。ガソリンは1~2カ月に一度給油。ひと…

玉ねぎガーデン開墾

この季節になるとあまり野菜が採れない。これから植える野菜も限られてくる。 にんにくを植えるつもりだったがタイミングを逃して、代わりに玉ねぎの苗を植えた。 玉ねぎガーデン 寒い冬を越して、収穫できるのは来年の6月頃。その間、畑を占領してしまって…

お金をかけずに冬対策②

11月に入って一段と冷えてきた。山もだいぶ白くなっている。 とうとうこたつを使い始めた。ストーブは使っていないから、まだ本気ではない。 窓に断熱シートを貼った。裏口のドアも北風が吹き込んできそうなのでパネルで塞いだ。 いくらか暖かい気がする 上…

田舎暮らしのコミュニティ論

新宿から車で4時間と離れていないのに、東京とこちらの生活環境とでは大きく違う。 都会は人で溢れているのに、ほとんどの人が出会うことなくすれ違っている。プライバシーと引き換えに孤独を感じることもある。プライベートな時間はあるけれどどこか退屈。…

田園を爆音で走る車

田園風景に爆音を轟かせて走るは筆者の車。 自己顕示欲の表れ? いや、わざとではない。乗っているうちにだんだんとエンジン音がうるさくなってきた。 初めは気のせいかとも思ったけれど、近所の人に車のマフラーが壊れているんじゃないかと言われて気のせい…

3万円×10=月収30万円

『月3万円ビジネス100の実例』(藤村靖之著、晶文社)は、以前このブログで紹介した『月3万円ビジネス』の続編。 タイトルの通り、月3万円ビジネスの100の実例を紹介している。 これらを組み合わせて生活しようという発想。10個の3万円ビジネスを組み合…

何の葉っぱ?

突然ですが、この葉っぱ何の野菜の葉っぱでしょう? 答えは、ニンジン(ミニキャロット)。スーパーマーケットでは葉っぱの部分が切られた状態で売られているから、野菜の葉っぱは意外と知らない。 7月に種をまいてようやく収穫。 葉っぱをつかんで上に引っ張…

松茸アゲイン

なんとまた大家さんから松茸をいただいた。 しかも今回は松茸ご飯まで作ってきてくださった。ありがたい。 生の松茸はお吸いものにして、松茸ご飯と一緒にいただいた。 松茸ご飯は、香りが素晴らしく美味。 ちなみに、カナダでも松茸が獲れるそうだが、カナ…

お金をかけずに冬対策

すでに朝晩がかなり冷え込む。布団から出るのがだんだんと億劫になってきた。朝の気温は室内でも一桁台。 白馬の山の頂上が雪で白くなっているのが見える。 なんでも安曇野の冬はしみるらしい。 「しみる(凍みる)」とは、「寒い」の上をゆくレベルとのこと…

秋に実る夏野菜

庭のミニトマトがようやく食べられるようになった。 とうに夏は終わっているのになぜこんなに収穫が遅いのかというと、余計な枝を切らずにずっと放置していたため(笑)。 丈ばかり伸びて一向に実がならず、おかしいなぁと首をかしげていたら、近所の方からア…

セルフカットで支出もカット

生活費をおさえるために、髪の毛を自分で切ることにした。 お店で切るとだいたい4千円くらい。2ヶ月に一度通うとすると月2千円。年間だと2万4千円。自分で切ればタダ。 自分で髪を切るのは実は金銭的な理由だけでなく、たんに床屋が苦手だからというの…

田舎暮らしの家計論

田舎暮らしはお金がかからないというイメージがあるけれど実際はどうか検証してみた。 移住前の毎月の出費の内、最も金額が大きかった項目が家賃。手取り給与の約半分を占めていた。今の職についているかぎり家賃はタダ。これは大きい。 次に多かった項目が…

はぜ掛けの季節

稲の刈り取られた田んぼと稲の残っている田んぼとで、高い所から眺めるとまるでパッチワークのようだ。 刈り取られた稲は、外で横木に掛けられる。この辺りではよく見られる風景。秋の風物詩といったところだろうか。 機械乾燥ではなく天日干しにして2週間…

秋まつりでハッスル

町内会のお祭りがあり参加した。 こちらは神輿ではなく、舟と呼ばれる山車のようなものを引く。 2時間くらいかけて町内を廻る。坂もあり、皆で綱を引いて、「わっしょい」の掛け声と共に一気に駆け上がる。 坂の上に着く頃には息も絶え絶え。疲れるけれどす…